車を売るタイミングと時期を見極めるポイントとは
好みとバッチリフィットした、デザイン性の高い新型モデルが登場したり、燃費や安全性能に優れた新車が販売され「乗り換えたい」と思ったら、今乗っている車の売却を検討することになります。
そして、どうせ売るのであれば少しでも高く売り、少しでも次期車両の購入資金の足しにしたいと考えるものですが、全く同じ条件の中古車であっても、売る時期を間違えると大きく損をしてしまうことを、皆さんはご存じでしょうか。
今回は、時期によって上りも下がりもする中古車の売却額について、ベストタイミングはいつなのかや、反対に避けたほうがいい時期・時間帯について、その理由を添えてまず解説。
さらに、車を売る時期を決定した後の流れや手続きの進め方、安心かつお得に車が売れる方法の考察と必要書類の紹介に至るまで、この記事を見れば車売却のすべて理解できるよう、徹底的に網羅したいと思います。
車を売る時期の決断ポイント1 中古車業界の繁盛期に併せ売った方が◎
長く車業界にいた経験的にも、実際に発表されているデータ的にも、自動車市場が最も活気を帯びるのは、3月末の「年度決算」を控えたシーズンです。
2017年度は、1年を通して約523万台の自動車が登録・届け出をされましたが、他の月がおおむね40万台平均である中、3月は実に70万台近くの自動車が世に送り出されています。
これは、3月というシーズンが就学・就職・転勤などといった、新生活スタートに伴う車の買い替えシーズンであることに加え、決算前の実績確定時期であるという車業界側の都合によって、安売りセールなどが開催されることが要因です。
もちろん、先程挙げた数字は新車を含めたものながら、中古車市場でも一番車が売れるのは3月なので、中古車販売店としてもそれに備えて「1~2月」いっぱいに、できる限り良い商品をたくさん仕入れておきたいのです。
この「たくさん仕入れておきたい」という意図は、1つの販売店だけが持つものではなく、中古車業界を構成する販売店・仲介業者・買取店全てが抱くものであるため、否応なしに1月と2月は車が高く売れる、「売り手側有利」の状態になるのです。
ただし、3月に突入すると仕入れ合戦は下火になり販売競争へとスイッチし始め、反対に買取査定額もダウン傾向を見せるため、繁盛期に併せて愛車を高く売りたいのであれば、遅くとも3月第1週辺りまでには、契約を完了するようにしましょう。
車を売る時期の決断ポイント2 同じシーズンなら月末に売り抜いた方がお得!
前項で、1・2月が高く売れるといったものの都合はユーザーそれぞれ、わかってはいるけどその時期まで待てず、早めに車を売りたいケースも出てきます。
買取店のセールスマンには、フランチャイズ本部や経営者から1年を通しての目標はもちろん、月次ノルマも課せられているため、経験談を述べると月末辺りに差し掛かると、店舗の責任者や上司から、有言・無言のプレッシャーがかかってくるのです。
営業職を経験したことのある方ならご存知でしょうが、事務所に実績グラフなどを張り出しているところも多いので、何らかの事情で繁盛期を狙えない方は、月初より月末ギリギリのタイミングで査定を受けた方が、買取額アップの可能性も増します。
車を売る時期の決断ポイント3 夕方や夜間に出張査定してもらうのはNG!
もっと時期を限定し、1日スパンで好ましい買取時期をお伝えするのであれば、車の細かいキズやカラーリングの発色具合いを査定士がしっかり確認できる、明るい昼間の時間帯をチョイスしたほうが、高い査定のつながることも多くなってきます。
車を買取査定の出す際、平日の昼間は仕事や育児に追われ忙しく、夕方の仕事終わりや夜間に出張査定を受けるケースもありますが、特にブラック系などのダークなカラーリングの車は、何とか休日にでも都合をつけたほうが無難です。
というのも、買取業者の査定士にしてみれば、暗くて良く小キズや発色度合いがわからない場合、買取した後にキズなどを多く発見し店が損をすると責任問題になるため、「年式なりのダメージ」があるものとして評価します。
ですので、まだ新しく状態の良い中古車はもちろん、洗車やコーティングなどをまめにするなど、日頃から愛車のコンディションに気を配り、美しい車体をキープしていると自信のある方ほど、暗くなってからの出張査定は避けたほうが◎。
また、どうしても忙しく昼間時間が取れないのであれば、照明設備が整っている店舗査定を受けたほうが、「決めつけ」による無駄なマイナスポイントを、愛車の査定で増やずに済むためおすすめです。
中古車相場が時期によって違うもう1つの理由。相場の調べ方なんて存在するの?
繁忙期や月末など、買取業者側の事情によって、車が高く売れるタイミングがあるとお伝えしましたが、実は買取店にもいかんともしがたい車業界特有の理由が存在し、それが毎年何台となく実施される、新車メーカーの新型モデル投入です。
メジャー・マイナーチェンジのいずれにしても、新型モデルの販売がスタートした場合、乗り換え需要の高まりによって、先代モデルが中古車市場の大量流入してくるため、需要と供給の関係から、中古出物の取引相場が大きく下落することも多いのです。
つまり、新型モデルのリリースあるいは公式発表がなされた時点から、先代モデルの査定額は否応なくダウンしていくということで、特に人気車種の方が影響が大きい傾向にあります。
しかし、新車メーカーはどこも発表を直前にするなど情報管理を徹底しているため、一般ユーザーの場合は新型モデルがいつごろ登場するのか、見極めるのが非常に困難になっています。
そんな情勢の中、自分の乗っている車がどの程度の相場で、現在中古取引されているのかを知ることができれば、車を売るタイミングを決定するかなり重要なヒントをつかめます。
中古車業者にとっても新型モデル登場は、店の経営を左右しかねない重要な出来事なので、大量に中古在庫を抱えるガリバーやビッグモーター辺りのマーケティング部門は、自社のコネクションと積み重ねたビッグデータをもとに、新型モデルの販売時期を徹底予測。
自社で直接販売している中古車価格を、予測に併せて日夜問わず変更しているので、ここから新型モデル登場タイミングを考慮したうえでの愛車の買取相場を、概算ではありますが算出することも可能です。
方法はいたって簡単、例えばガリバー公式HPに入場し「中古車検索」ページへ移動、
自分の車と一致する条件で在庫車を検査岸ヒットしたら、その車体販売価格の70%程度が、ガリバーにおける概算買取相場になってきます。
例えば、ファミリー層に大人気のミニバンである日産セレナで、こちらの在庫車の場合、
車体本体価格が約177万円になっていますので、近い条件の車は「約124万円」ほどで買取される計算になります。
もちろん、参考相場でしかありませんが、折に触れてこの方法で愛車の値動きをチェックしていれば、新型モデル登場という値下がりタイミングを見逃すリスクが、多少なりと回避することができる可能性がアップするので、ぜひ試してみてください。
車の売却先選定時の注意点と一括査定が高く売れるわけ
この後、車を売る際の流れと手続きについては詳しく解説いたしますが、売却時期のタイミング合わせも大切ですが、いつ売るにせよ売却先の選定を誤ると、いくら時期を厳選しても車を高く売ることはできません。
そこでこの項目では、売却先選定時注意すべきポイントとともに、当サイトの結論ともいえる「一括査定の優位性」について、なぜそう主張するのか理由を解説いたします。
買取店を選んでも単独査定依頼はNG
繁盛期や月末を売る時期に設定し、昼間に査定時間を調整したら買取開始となりますが、個人取引やディーラー下取りより安定して高い買取をしてくれるのは、専門家である買取店であることに間違いありません。
ただし、中古車の売買を含めたリサイクルというビジネスは、新品を商うビジネスと異なり、1つの商品に対する「仕入れ価格」に決まりが一切ありません。
例えば、新品家電なら同じ商品の「メーカー希望小売価格」は当然同額で、量販店ごと得られる値引きが若干違うものの、基本的に仕入れ相場も一定です。
しかし、中古車は車種・モデル・年式・走行距離などが同じでも、その他の条件で買取・販売相場が目まぐるしく変化するものの、一般ユーザーは自分の車が中古車市場において取引されているのか、相場を全く知りません。
1つの買取店だけで査定依頼した場合、ユーザーが知らない買取相場一杯まで担当者が提示することなんてなく、できる限り安く仕入れて大きな利益を得ようとします。
一方、複数の業者に査定依頼していた場合、相場を知っている「ライバル店」をユーザーの後ろに意識した査定額を提示しないと、買取できない可能性が強くなります。
つまり、売却先を買取店に決めたところまではOKですが、もっと高く売りたいのであれば、複数の買取店へ依頼をかけ査定額を競わせるという、もうひと手間を加える必要があります。
一括査定を経由したという事実だけで車の査定額が自動的にアップする!
先程、自分のバックにライバル店の影をちらつかせることにより、愛車査定額のアップが見込めると述べましたが、残念ながら口頭でならともかく見積書などの紙面として、査定額を形にしてくれる買取業者はそれほど多くありません。
そして、一般ユーザーが車を売る機会は少ないですから、百戦錬磨のセールスマンに言いくるめられ、うまく相見積もりの効果を得られないまま、思わず売ってしまうなんてケースも少なくありません。
その点、一括査定を経由した場合ユーザーが何も言わなくとも、ライバルとしてどの買取業者がピックアップされるのか、完全に分かっている状態で担当者は査定を進めます。
そして買取店の担当者は、ライバル店がその車にどんな査定額を付けてくるか、ある程度把握しているので、「見えない見積書」で相見積もりをしているのと同じ状態になります。
つまり、一括査定を利用しただけで、業者側が勝手に査定競争を始めることになるので、車を売ることに慣れていないユーザーであっても、愛車を高く売れる確率が自然にアップするという訳です。
効果的な相見積もりを実施できる査定依頼数の考察
一括査定の利用のより、愛車の買取査定額が上昇するのは確かですが、依頼先の数が少ないとせっかくの相見積もりも、効果が薄くなってしまいます。
実際に高く愛車を売ることができた、一括査定利用ユーザーの口コミ・評判をリサーチすると、4~5店へ査定依頼をかけるのがベストであり、それ以上件数を増やすと電話対応や実車査定が大変になってしまうので、おすすめできないと考えています。
一括査定には、依頼数・依頼店をチョイスできる機能が備わっていることも多いので、たくさんピックアップされた場合は都合に合わせて絞り込み、4~5店を確保できなかった場合は、複数の一括査定を併用するという方法もアリです。
また、ガリバーとビッグモーターの2社は、どの一括査定にも顔を出してきますし、現在買取台数のトップシェアを激しく争っている関係なので、この2社はできる限り査定依頼候補に入れるべき。
この2社に、中堅であるアップルやラビットを絡めつつ、地元密着型の中小業者を加える形が、最も効果的で高く愛車を売ることができる、「最強の布陣」と言えるでしょう。
個人売買は禁物!
車の売却先として最も選ぶべきではないのが、ヤフオクやメルカリなどといった個人売買サイトを利用して、不特定多数へ車を売ることです。
方法論として、なぜ個人売買で車を売るのをやめるべきなのかについては、詳しく口述しますが、文章だけではわかりにくいポイントも出てきますので、ここでは一見して理解いただけるよう、他の売却先と共にメリット・デメリットを一覧表にして提示します。
売却先 | メリット | デメリット |
中古車買取業者 | ・下取りより査定額が高い
・売却後のトラブルが少ない ・売却代金の入金がスムーズ |
・質の悪い業者・担当者にあたることがある |
下取り(ディーラー) | ・とにかく手間がかからない
・大企業なので安心感抜群 |
・査定額が買取より安めなことがほとんど
・新車値引きと査定額との境目が不明瞭 |
個人売買 | ・業者が評価しなかった車でも一定額で売れる可能性がある
・消費税がかからない
|
・代金入金が不安定
・売却車の品質でもめることがある ・名義変更などの手続きが面倒 ・車両の引き渡しに陸送コストがかかることもある ・業者ではないので高く売れる時期が存在しない |
車を売る際の流れを確認してみよう!
売却時期に関わらず、車を売る流れは以下のような手順を踏んで進み、車を引き渡した後は、任意保険解約もしくは乗り換えの場合、登録内容変更の手続きを取る必要があります。
1、タイミングの見極め。スケジュール調整。申し込みにも時間がかかる
まずは、前述した売る時期決定のポイントを踏まえ、ベストな売却タイミングの見極めをすることになります。
誰しもが仕事や家事、育児などで忙しいため、実車査定日のスケジュール調整が必要ですし、最も車が高く売れる繁忙期にタイミングを合わせた場合、申し込んだからと言って業者がすぐに対応できるとも限りません。
ですので、一定の時間がかかることを織り込んだうえで、動き出すタイミングを少し早めに設定するようにしましょう。
2、売却方法の選択
次に、どんな方法で売るのか決定する段階へ移りますが、接客マナーなどについては運まかせながら、下取りや個人売買よりガリバーやビッグモーターなどの買取業者に売った方が、金額的に高く売却代金をゲットできます。
決して下取りや、個人売買をする方を否定するわけではないですが、次の手順からは買取業者を売却先に選んだと仮定して、話を進めていきます。
3、業者選定。地域によっては選定出来ない業者もあります。
車を売る流れにおいて最重要であるものの、一般ユーザーでは判断しにくいことこそ、買取業者をどこにすればいいか、という点です。
ネットなどでは、買取業者の評判などが出回っていますが、どれが信用に値するものか見分けるのも困難ですし、どの買取業者も「うちが一番高く買い取ります!」と、しきりにアピール合戦をしているため、目移りするのも仕方ありません。
また、全国展開の大手チェーンの場合はともかく、中小規模の買取店は対応エリアが限定されていることもあるため、選びたくても選べないケースもあります。
しかも、買取業者を決定するポイントには、
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- CMもガンガン流れていて知名度が高い
- ファーストコンタクト時の接客対応が良かった
- 店が清潔でキレイなので信頼できる
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などといったものもありますが、なんといっても高く査定しているところを選びたいもの。
そこで登場するのが一括査定であり、複数業者で相見積もりしない限り、どこが高く買取査定するのかなんて、一切判明しません。
また一括査定の場合、入力情報に従って買取できない買取業者は自動的に除外、買取対応可能な業者のみがピックアップされますので、まさに一石二鳥です。
4、必要書類の準備
一括査定を利用した甲斐あって、高く買い取ってくれる業者をうまく選ぶことができれば、晴れて売却契約することになりますが、売却時必要となってくる書類は、「あらかじめ」準備しておいた方が良いでしょう。
場合によっては、実車査定日までに完璧に揃え、査定士が必ず確認する車検証入れにでも同封しておけば、「この方は冷やかしじゃなく、本当に売る気が強い!」と解釈され、査定額業者が出せる限界値に近づくため、相見積もりの成功率がグンとアップします。
5、車の引き渡しと入金
買取業者の場合、売却契約が完了すれば自動的に車の引き渡し日が決定し、必要書類の不備が無ければ数日から1週間後辺りには、指定口座へ売却代金がキッチリ入金されます。
下取りはともかく、個人売買ではこの引渡しの段階で時間・手間・コストがかかる点と、入金時の金銭的トラブルが多いことこそ、おすすめできない大きなデメリットです。
短期で売ろう。査定現場でも契約時でも値上げ交渉は行うべし!
車を売るタイミングをばっちり合わせても、上記の流れをどこかの過程で時間がかかってしまっては、反対に安く買われてしまう時期に突入する可能性もあるため、スピード感こそ重要なポイントになります。
査定のスケジュール調整や、申し込むタイミングを前倒しにしさえすれば対応できますし、必要書類の準備も売る時期の数週間前にしていても、メリットこそあれデメリットは一切ありません。
問題は3番の業者選定であり、同じ複数業者への査定依頼をするにしても、1軒1軒自分で業者を探しアプローチしていくのは、結構時間と手間がかかります
その点一括査定なら、ものの数分のWEB入力だけで一挙に査定依頼をかけられるため、大幅なスピードアップが見込めます。
ただし、いくら急いだ方が良いと言っても、査定額のアップ交渉には時間を割くべきで、実車査定の現場で愛車のセールスポイントをすぐにアピールできるよう、事前にメモなどにまとめておくのも◎。
当然、一括査定が高く売れる理由は相見積もりにあるわけですから、他の買取店が出した査定額の方が高ければ、その事実を伝えて担当者を揺さぶるべきです。
また、いざ契約当日になって最後に「もう一声!」とツッコめば、大幅上乗せは無理でも端数切り上げぐらいなら、案外簡単にゲットできることもあります。
車を売る方法は大きく4つ!
車を売る方法は大きく分けると、個人売買とディーラー下取り、それに単独買取店への売却と複数業者へ査定依頼しその後売却先を選抜する、一括査定の4つになってきます。
それぞれ、メリットとデメリットが発生してきますので、ここでは方法別に詳しく解説いたします。
車を売る方法その1 トラブルてんこ盛りの個人売却は避けたほうが無難
車を売る方法のうち、ここでトラブルが多いと触れていく個人売買とは、
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- 相手の性格や経済状態などがわからないネットでの取引
- 売り手・買い手双方が車のことにそれほど詳しくない
- 現車の状態を確認できない遠方のユーザーへの売却
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であり、信頼関係の深い親戚・知人や友人とのやり取りや、車についての知識が豊富である場合は、この限りではないことを先にお断りしておきます。
個人売買において、最も深刻かつ多くなってくるのが金銭授受におけるトラブルで、ちゃんと車両本体と必要書類を渡したにもかかわらず、一向に代金が振り込まれないとなると、もはや詐欺に近い被害を被ることになります。
また、車両の引き渡しと代金授受を同時のする方もいますが、引渡し当日になって買い手から「急用で銀行に行けなかったので、明日振り込みます!」と切り出され、売買不成立になるのを恐れ容認してしまい、以後連絡が取れなくなったというケースもあります。
次に、前述したものは買い手に明確な悪意が見えるケースですが、双方に一切悪意が無くても売り手が主張する車両状態を、すっかりそのまま買い手が同じ評価をしてくれるとは限りません。
それに中古車は、いつ不具合を起こし走行できなくなるかわからないため、「言ってた(思っていた)のと違う!」とクレームを付けられ、代金の返却や損害賠償を訴えられる可能性も否定できません。
ネットオークションを利用した個人売買で、離れた地域の相手に売るケースでは、現車確認による事前の取り決めもできないので、車両状態に関するトラブル発生は特に多く、言った言わない・見せた見てないの水掛け論となり、最悪裁判沙汰にまで発展することもあります。
正直、車業界に長くいたプロから言わせていただくと、「ユーザーtoユーザー」の個人売買は、よほどの自信と知識と損をしてもかまわないという覚悟がない限り、売るにしても買うにしても、避けたほうが無難です。
車を売る方法その2 ディーラーによる車の下取りは安め
ガリバーなどの買取業者の査定額より、トヨタや日産などといったディーラーによる下取り査定の方が安い、という事実を伝えている情報サイトはたくさんありますが、「なぜ安いのか」を明確に示しているところはそれほど多くありません。
なぜディーラー下取りが安いのか、一般ユーザーでもわかりやすく知ってもらうには、中古車業界における車の流通を、きっちり理解してもらうのが手っ取り早い。
中古車は下取り・買取された後、業者のみが利用できる「USS」や「JU」などといった、専用オークション会場で転売されるか、店頭で直接販売されることになります。
このうち、業者間オークションに出品するには、会場を運営する企業への入会費や仕様手数料、会場までの陸送費などのコストがかかるため、下取りにしても買取にしても否応なく、
「落札予想額-転売コスト-利益=査定額」
になってきます。
それじゃあ、下取りも買取も同レベルの査定額になると思われるでしょうが、買取店のうちオークションへの転売を主としている業者は、オークション運営会社の下請けもしくは、関連会社であることがほとんど。
そのため、出品に伴うコストが割安だったり、全くかからないケースもあるため、ディーラー下取りより高い査定を提示することも可能なのです。
また、「買取業者=中古車販売店」であることも多いため、直接販売による中間マージンカットが可能であり、こちらのケースでは当然下取りより、強気の査定額を出すことができます。
車を売る方法その3 本職である買取業者のほうが車は高く売れる
そもそも餅は餅屋ではないですが、新車が販売できれば下取りできなくても、全く問題ない新車ディーラーと異なり、中古車買取店は買取できないと経営が全く成り立たないため、基本的に下取り額に負けるような査定額を、出してくるところなんてありません。
もっと言うなら、中古車店では買取した車体を直接販売するにあたり、「諸費用」を車体価格に加算して販売しますが、自動車重量税などの税金等を除く、点検整備費や手続き代行料なども店の利益として見込めるため、その分を査定額の反映することもできます。
後々参考になるので具体的な例を出しておくと、「2013年式トヨタ・アクアG」で、年式なりの走行距離の車体の下取り相場は、トヨタ「下取り参考価格情報」によると、「税込56万円」となっています。
一方、先程紹介した手順に従い、同様の条件で買取相場をはじき出したところ、「64万円~70万円」なので、断言はできないものの10万円近くは下取りより高く売れる可能性が高く、車体価格が高い車種ほど、この差はさらに大きくなってきます。
ただ先程軽く触れたように、買取業者と言ってもオークション転売しかしていない業者と、直接販売に力を入れている業者が存在し、オークション相場に影響されやすい前者より、中間マージンをカットできる後者の方が、高い査定を出してくる傾向にあります。
そのため、単独業者への査定依頼では直販主体の買取業者に巡り合えず、しかも足元を見られた安い査定額しか、引き出すことができない可能性もあるのです。
車を売る方法その4 さらなる車のアップ査定を望むなら一括査定を利用すべき
ここまでの解説で、一括査定こそ高く愛車を売る「唯一無二」の方法であることは、重々ご理解いただけているはずです。
しかし、大手企業が運営する有名サイトから新進気鋭の後発組まで、世の中には数多くの一括査定が存在するため、どこをチョイスすのがいいのかチンプンカンプン、と言うユーザーも多いことでしょう。
車売却のすべてを網羅すると豪語したからには、高く売る秘訣である一括査定の選び方に触れないわけにはいかないでしょう。
そこで当サイトでは、経験と知識を結集したうえで口コミの徹底リサーチを敢行し、星の数ほどある一括査定の中でも、「優秀」と考えられるサイトをまずピックアップ。
さらに、スペックなどを項目分けしたうえで総合点をはじき出し、ランキング形式の比較表を作成しましたので、一括査定選びの参考にしてみてください。
サービス名 | 参加業者数 | 依頼できる数 | 申込可能時間 | 使い勝手 | 電話対策 | 選択可能エリア | 総合点 |
カーセンサー | 約1,000社 | 30社 | 24時間 | △ | メール対応可 | 全国 | 95点 |
かんたん車査定ガイド | 約47社 | 10社 | 24時間 | ◎ | 依頼数選択可能 | 全国 | 93点 |
グー買取 | 約500社 | 任意 | 24時間 | △ | 申込者が直接電話 | 全国 | 91点 |
車査定・買取の窓口 | 明記無し | 提携全社 | 24時間 | ◎ | 営業電話なし | 全国 | 90点 |
カービュー | 約200社 | 8社 | 24時間 | 〇 | 依頼数選択可能 | 全国 | 90点 |
ズバット | 約211社 | 10社 | 24時間 | 〇 | 依頼数選択可能 | 全国 | 89点 |
ユーカーパック | 約2000社 | 入札全社 | 24時間 | △ | 運営担当からの1本のみ | 全国 | 86点 |
楽天オート | 約100社 | 10社 | 24時間 | 〇 | 依頼数選択可能 | 全国 | 85点 |
申し込み後の電話ラッシュを避ける方法3つ!
最近、ネットの普及に伴い当サイト同様、一括査定のメリットを伝える際とも増えてきたので、一括査定を利用すれば車を高く売ることができるという事実について、かなり認知度が上がってきました。
しかし、同時に一括査定利用後の猛烈な営業ラッシュに辟易し、クレームを挙げるユーザーも後を絶たず多くの口コミも確認できるため、二の足を踏んでいるユーザーも少なくない。
確かに、一括査定へ申込むと多い時は数十件に及ぶ、営業電話の着信があることも事実ですが、この嵐のような電話攻勢を避ける方法が、3つ存在します。
1つめは、営業電話をかけてくる買取業者の目的は、とにかく車を査定するスケジュールを決めることに尽きますので、電話対応できる時間を確保して一括査定を申し込むことです。
申込者が出てくれないから、何回も電話をかけてくるだけで、査定の日取りさえ決めれば短時間に何十件もの電話が入ることはなく、時間に余裕をもって対応してさえいれば、営業電話は即座にストップします。
2つ目は、メールでの対応が可能な「カーセンサー」や、紹介された業者へユーザー自身がアプローチをかける、「グー買取」を利用することです。
ただ、カーセンサーでは営業電話の数を大幅に減らせますが、提携している大手買取数社は、メール対応要請を確認する前の時点で営業電話をかけてくることもありますし、メール対応手続きにひと手間かかります。
またグー買取の方は、サイト上で買取業者同士のアピール合戦を高みの見物したうえで、じっくりと依頼先を決めることが可能ながら、1件目との電話やり取りと査定だけで、愛車を売ってしまうという、一括査定本来の持ち味が発揮されないケースも出てきます。
3つ目は、営業電話がほとんどかかってこない新進気鋭のサービスである、「車査定・買取の窓口」や「ユーカーパック」を試してみるという方法です。
車査定・買取の窓口の場合、入力した個人情報は提携業者にリークされず、車の情報のみが伝えられ、それをもとに最も高い査定額を提示した業者1社のみに、個人情報が伝えられるシステムになっているため、申し込みの初動で電話が入ることが一切ありません。
一方のユーカーパックは、申し込み後にかかってくる電話は、ユーカーパック担当者からの1本のみ。
その後、電話で決めた日時と場所(自宅や提携ガソリンスタンドなど)で、実車の査定を受け、査定データをもとにユーカーパック内で開催される競りによって、愛車の買取額が決定するという、オークション型一括査定です。
いずれも、大量の営業電話を避けることができる画期的な一括査定ながら、大手買取業者が参加していないため、少々査定結果が良くないという意見が目立つことと、売却まで時間がかかってしまう点がマイナス材料となり、ランキング上位には入れませんでした。
やはり、大手を含め中小様々な買取業者がこぞって参加しているうえ、営業電話への対策も進めている、超有名中古車情報会社運営のカーセンサーやグー買取。
さらに、提携数は少ないもののしっかりと大手は抑えつつ、「JADRI」という中古車業界の健全化を図る業界団体の会員しか提携していない、「かんたん車査定ガイド」の3サイトが、査定結果や信頼性の面でみると、後発サービスより一日の長があると考えています。
車を売る際必要な書類の入手方法などを網羅してみた!
個人売買にしろプロの車業者に売るケースにしろ、自分ですべての手続きをするか否かに違いはあるとはいえ、基本的に必要となる書類等は同じです。
しっかりと不備なく準備しておかないと、個人売買の時は大きなトラブルの要因になりますし、業者への売却の際は売る意思に疑問を抱かれ、査定時不利になってしまうこともあります。
という訳でこの項では、車を売るにあたり準備しておくべき書類等について、様々なケースに対応できるよう、もれなく網羅してまいります。
車を売る際すぐに準備可能な書類
まず、現在乗っている車を何れかの売却先・方法で売る場合、1日でも車検が残ってさえいれば、
(ア) 車検証
(イ) 自賠責保険証
(ウ) リサイクル券
に関しては、車のダッシュボードで管理しているはずなので、すぐに準備することができるはずです。
仮に車検切れの状態であっても、改めて車検を受けるかどうかや時期は買い手の自由なので、(ア)と(イ)に関しては、売り手側に前もって準備すべき書類や手続きなどありません。
本来、この2つについては車に保管することが義務なので稀ですが、万が一紛失している場合は、車検証は陸運局及び軽自動車協会、自賠責保険は加入保険会社で手続きをし、早急に再発行しておく必要があります。
また、(ウ)は紛失しているケースも結構ありますが、自動車リサイクル法は2005年1月から施行されており、それ以降に車検を1度でも受けた車の場合、絶対にリサイクル料を預託済しています。
そして、車検証さえあれば、リサイクル券が無くても「自動車リサイクルシステム」の公式HPにおいて、すぐに預託状況を確認できるので、再発行する必要はありません。
唯一、2005年1月以前から一切車検を受けておらず、自宅ガレージなどで休眠・保管されていた車の場合のみ、リサイクル料が預託されていないケースもあり、その場合は支払いを済ませ、リサイクル券を入手する必要も出てきます。
とはいえ、個人売買はともかく車業者に売る場合は、査定においてリサイクル料相当額がマイナスされるだけで、ユーザー自信がわざわざリサイクル料の支払いと、再発行手続きをするケースはまずないでしょう。
役所などで車を売る前に入手が必要な書類
前項の書類に加え、車を売る際には
(エ)納税証明書
(オ)委任状・譲渡証明書(実印を捺印)
(カ)印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)
(キ)実印
が必要になってきますが、軽自動車の場合(オ)が必要なく、(カ)は原本ではなくコピーで大丈夫ですし住民票で代用可能、(キ)についても認め印でOKなので、普通車より断然楽チンです。
また、(エ)は納税から時間が経過している場合、保管していた場所がわからなくなったり紛失するケースも多いですが、納税さえしていれば誰でも簡単に役所などで再発行できるため、売却先がプロの車業者なら代行してくれるはずです。
ちなみに、普通車を売る場合必要な(オ)についてですが、車の買取が日常業務である買取業者の場合、事務所に何部も用意していて契約時に捺印と記入すればいいだけなので、前もって準備する必要はありません。
すこし面倒?ケース別に追加で必要となる書類や手続き
前項までが車を売る際に必要となる、基本的な書類等のあらましですが、車は一般的に数年にわたって種有する財産ですので、ライフスタイルの変化に伴いいくつか追加で書類や手続きが必要になるケースがあり、少々面倒なことも出てきます。
個人売買をおすすめできない理由の1つでもありますが、書類の不備はトラブルの原因になるため、自分の車の場合どんな書類が必要のか、この項目で事前にしっかりと確認し、業者の売る際は担当者にアドバイスを受けるようにしてください
1、車検証の住所・氏名と提出書類の記載内容が異なるケース
売りたい車を所有している間に引っ越しをした場合、車検証に記載されている所有者の住所と、提出する印鑑証明書の住所が異なるケースも出てきます。
また、結婚などによって姓が変わることもあり得るものの、そのままの状態では個人の場合は購入後に名義変更が、買取業者の場合は転売することができません。
前者のケースでは、住所の移動を確認できる住民票を追加することにより、車の売却が可能で、軽自動車を売る場合ですでに住民票で代用している場合は、当然改めて入手しなくてOK。
ただし、住民票にはひとつ前の住所しか記載されていないため、転居が複数回にわたっているケースでは過去の転居歴をすべて記載している、「戸籍の附票」を準備する必要があります。
後者の場合は、戸籍謄本もしくは抄本を役所で入手し追加で提出すれば、問題なく車を売却することが可能となります。
いずれにしても、自動車保険の関係もありますので、転居や結婚などをした際には車検証の内容変更手続きをその時点で実施していた方が、何かと後の手間が省けるのでおすすめです。
2、所有権留保をされているケース
前述のケースよりさらに複雑で厄介なのが、車をまさに売ろうと考えているユーザーと、その車の所有権者が異なる場合で、主に2つの理由が考えられます。
こちらの方がメジャーですが、車は決して安い商品ではないため新車はもちろん、中古購入の場合でも、カーローンを利用する場合が増えてきます。
この時、購入代金の高さと審査によりますが、ローン完済までその車の所有権をローン会社が保持し、万が一の貸し倒れに備える「所有権留保」がなされることもあり、その場合真の所有者は「ローン会社」ということになります。
車検証を確認して、所有者の欄に「○○信販会社」と記載されている場合、この所有権留保がなされていることになりますが、ローンを払い終わっているか、査定額が残債を超えているケースでは、ディーラーや買取店が所有権を解除してくれるので心配ありません。
しかし、査定額が残債を越えなかった場合は厄介で、残りを一括返済しないと所有権を解除できないできないため、まず個人に売ることは不可能でしょう。
また、ディーラー下取りの場合、残債分を新規購入者のローンに組み込んでくれるケースもありますが、お伝えしたとおり下取りの査定額は買取査定額にお遠く及ばないため、次のローン総額が否応なく膨らみ、毎月の返済負担額が併せて大きくなってきます。
ですので、所有権が留保されており、しかもローンの支払いが終わっていないケースでは、最も高く車を売れる方法である、一括査定を経由したうえで買取業者へ売却し、売却益を残債の返済に回したほうが、損をしない賢明な方法になってきます。
3、故人の車を売却するケース
所有権留保以外に、車の名義人と売りたいユーザーが異なるパターンとして、亡くなった親族から車を引き継いだものの、すでに所有している車があるため、引き継いだ車を売りたいケースも出てきます。
いかに親族とはいえ、名義の異なる車を自由に売ることはできませんが、「戸籍謄本」と相続権者全員の実印・署名がなされた「遺産分割協議書」を準備できれば、売却をすることも可能です。
また、結婚をして戸籍から外れている家族がいる場合、戸籍謄本だけでは確認できないため、「改正原戸籍」という書類を役所で入手しなければなりません。
一方、遺産分割協議書の確保がかなり面倒で、独立をした親族を含め、必ず直筆で署名しなければならないため、遠くに離れた親族とは郵送で対応する必要があります。
さらに、実印の捺印とともに印鑑証明書を添付する必要があるため、まだ登録していない場合は役所で手続きし、印鑑証明書を取得可能な状態にしなければならず、未成年者がいたり家族構成が複雑な場合は厄介です。
故人の車を売るケースでは、ディーラーや買取店の担当者でも首をひねり、的確なアドバイスをできないことも多いうえ、財産相続トラブルに発展することもありますから、場合のよっては法律の専門家へ相談したほうが、良いかも知れません。
車を引き渡したら代金入金を待つのみ!でいいの?
さて、タイミングと売却先・方法を吟味し、必要書類をしっかりと揃えて車を売却先へ引き渡したら、後は代金入金を楽しみに待つこととなります。
しかし、安心するのはまだ早い、しっかりと約束した額の代金がゲットできるまで、決して気を抜いてはいけません。
特に、大手以外のオークションサイトを利用し個人へ売却した場合、いつまで待っても売却代金が振り込まれない、なんてトラブルの報告もあります。
そこでこの項では、代金入金の段階において気を付けるべきポイントや、トラブル発生時の対処法を解説しておきます。
車を売った際入金が確認できるのはいつ頃?
ディーラー下取りの場合は、値引きと合算して次期車両代金から天引きですし、売買するユーザー同士が顔を合わせて取引可能な場合は、車両・必要書類の引き渡しと同時に代金を受領できるため、入金が何日後になるか気にする必要はありません。
一方、遠方に住んでいるユーザーとの売買で、銀行振り込みなどによる代金入金を約束した場合や、買取店へ売却したケースでは車両引き渡しから入金確定まで、気をもむ方も多いはずです。
まず、個人売買に関してですが、ヤフオクのように一旦サイトの運営会社が、買い手から購入代金を預かり車両と書類の到着確認をもって、売り手に代金を渡すシステムを構築しているところであれば、自分がスムーズの手続きを進めれば良いだけのこと。
しかし、そんなシステムを築いていない個人売買斡旋サイトも多くあり、そういったところで個人売買すると、車両や書類を渡したのになかなか入金されないリスクも出てきます。
ですので、どうしても個人相手に車を売りたい場合は、代金の授受についてしっかりとルール決めをしているサイトに限定しておいた方が、正直言って無難です。
その点、買取の場合はどの業者を選んでも、車の引き渡しから早い所なら2~3日、遅くとも1週間程度で指定口座へ代金の入金が、「確実」になされるので安心です。
なお、「即日入金」などの看板を掲げ、即日現金買取をアピールしている買取業者も存在しますが、「急いでお金が必要」という事情があるユーザーの足元を見て、大手買取店より安い査定をしてくるところも多いため、本当に急を要する以外は利用を避けるべきです。
振込がいつまで待ってもない!そんなときの対処法とは
まず、買取店の場合は規模の大小に関わらず、代金入金が10営業日以上遅れるのは稀であり、もしそういうケースに遭遇した場合は、書類に不備が発生していることがほとんどです。
そして、書類が揃っていないと転売できず困るのは買取店の方なので、担当者から何度となくユーザーに連絡が入るはずなので、指示に従い書類不備を解決しさえすれば、すぐに入金されます。
万が一、キチンと書類をそろえ渡したのに、いつまでたっても代金が入金されない上、担当者から連絡も来ない時は、少々腹立たしいですがユーザー側から買取店に連絡を入れ、なぜ入金がされないか問い合わせるべきです。
知っているパターンとしては、手続きの途中で担当者が買取店を辞め、うまく後任者に業務の引継ぎされていないことが原因で入金が滞っていることもあり、スタッフの入れ替わりが他の業種より多い買取業界では、稀にあるケースです。
とはいえ、再三の連絡にも関わらず適切な対応をしてくれない場合は、消費生活センターなどの公的機関に相談し、その指示を仰ぐようにしましょう。
一方、厄介なのが個人売買時の入金遅延で、相手の住所や氏名を特定できるのであれば、法的手段に出ることも可能ですが、費用や手間時間がかかってくるうえ、円満解決できる保証はどこにもありません。
ましてや、売り手の不用心としか言えませんが、匿名性の高いサイトで売却相手と契約、車両と書類を先に渡したのに入金されず連絡も取れなくなった場合、泣き寝入りするしかないので、有効な対処法はそんなサイトでの個人売買はやめておくこと、これに尽きます。
車はこうやって売るのがお得で安心!結論まとめ
車を売るにあたり、まずそれぞれの「安心感」で格付けした場合、
ディーラー>大手買取チェーン>中小の買取店>システムが整ったオークション>匿名性の高い斡旋サイト
と、このようになってきます。
次に、手続きのスムーズさや、わかりやすさで見ても上記格付けと一致しますが、肝心かなめの売却利益に着目すると、やはり規模の大小を問わず「買取店」が、ずば抜けて高いレベル。
しかも、複数の買取店へ一気に査定依頼をかけられ、愛車の査定額がグングン吊り上がっていく一括査定を利用するのが、最もお得でかつ一定の安心感もキープできる、唯一無二の方法であると、当サイトでは考えています。
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