車の一括査定の注意点。一括査定を使うと営業電話がたくさん!個人情報なしでできることを徹底検証
長年慣れ親しんできた愛車とのお別れ、ちょっとセンチになる出来事ですが、せっかくなら少しでも高く売りたいと多くのユーザーは望み、新車ディーラーの「下取り」より「買取」の方が、高く売れやすいという事実もかなり浸透してきました。
また、パソコンやスマホで簡単に複数業者へ依頼できる「一括査定」を活用することにより、さらに高額の売却益をゲットしているユーザーも増えてきましたが、利用後にかかってくる大量の営業電話に悩まされた、という声も増加しています。
という訳で今回は、一括査定運営会社がこの営業電話クレームについて、どのような対策をしているのかリサーチ、おすすめできるレベルに達しているサービスを紹介。
その後、個人情報を漏らさずに完全匿名でできることには、どんなことがあるのか方法論を交え、解説して参ります。
まずは一括査定ランキングをご覧下さい。大手が提携しているのかどうかもチェック
一括査定申込後、たくさんかかってくる営業電話は確かに億劫ですが、その反面愛車に強い興味を持って高く買い取ろうとしている業者が、それだけ多いことの証でもあります。
ですので、実は悪くとらえる必要はなく、かかってきた電話に対応できる時間を取って利用すれば、1社につき1回の営業電話しかかかってきません。
また、一括査定を運営会社も手をこまねいてみているだけではなく、大手と提携し対策を練っているところなら大幅に減らすことも可能で、中にはゼロにできるサービスもあります。
そこで、匿名性の高さだけにこだわらず信頼度や安心感に優れ、何より高く愛車を買取する大手業者が提携しているおすすめ一括査定を、ランキング方式で評価・一覧表にしましたので、まずはご覧ください。
順位・サイト名 | 提携業者数 | 最大依頼可能数 | 大手との提携 | 営業電話 | 概要 |
第1位かんたん車査定ガイド | 41社 | 10社 | ◎ | 多め | JADRI加盟店限定で提携する信頼度の高さ。 |
第2位カーセンサー | 約1,000社 | 30社 | ◎ | メールのみも可能 | 業界最大級の提携数が強み。 |
第3位ユーカーパック | 約5,000社 | セリ参加業者数 | △ | 1社のみ | オークション型一括査定として人気上昇中。 |
第4位ズバット | 約210社 | 10社 | ◎ | 多め(選択可) | 買取相場調査機能が充実。 |
第5位楽天オート | 約100社 | 10社 | ○ | 多め | 成約時のみならず申し込みだけで楽天ポイントが付与。 |
第6位カービュー | 約200社 | 8社 | ◎ | 多め | 他を圧倒するコラムの充実度と利用者数を誇る。 |
第7位グー買取 | 約500社 | 10社 | ◎ | なし | 営業電話はないが、ユーザー自身がアポイントを取るのが少し面倒。 |
電話・メールはOK!信頼性重視なら「かんたん車査定ガイド」がおすすめ
上記ランキング表を作成するにあたり当サイトが重要視したのは、申し込み後の対処によって解決可能な「電話本数」ではなく、信頼に値する大手買取業者が参加しているか否か、という点です。
そして、中古車業界の健全化を図ることを目的に組織された非営利団体、「JADRI」に加盟を許された大手優良業者とのみ提携している、(株)エイチーム運営のかんたん車査定ガイドが、今回ランキングのトップに輝きました。
提携業者数は約40社と少数精鋭、どの買取業者もJADRIの指針に従ってしつこい営業電話をかけなかったり、メールやSMSで事前連絡を実施するケースもあり、「コツ無し」で愛車を高く売ることが可能な、当サイト一押しの一括査定サービスです。
匿名性の高いおすすめの車一括査定その1「カーセンサー」
次点には、就職情報誌でおなじみ(株)リクルートが運営する、業界最大級の中古車情報サイト「カーセンサー」の一括査定が立ちました。
こちらの場合は、申し込み後の業者とのやり取りをメールのみにすることができる、他の一括査定にはない「匿名性の高さ」を、主な評価ポイントとしました。
また、提携業者数は約1,000社に及び、依頼可能数も30社と業界最大級のボリュームを誇り、大手中堅のみならず街の小さな車屋さんや輸入車専門店まで、業態が異なる買取店が網羅されているため、最高値で買い取る業者を探すにはうってつけです。
しかし、電話番号の入力が必須なうえ、自動で電話をかけるシステムを有する大手1・2社から、申し込み確定直後に電話が入ることもある点が、マイナスポイントとなりました。
匿名性の高いおすすめの車一括査定その2「ユーカーパック」
買取業者からの電話に一切対応したくない、という方のおすすめなのがオークション型一括査定サービスのパイオニア的存在、「ユーカーパック」です。
こちらに申し込んだ後かかってくる電話は、ユーカーパック担当者からの1本のみ、その電話で無料出張査定の予定を決め実車チェックを受けたら、後はサイト上で開催されるセリで愛車の値が上がっていくのを、ただ待っているだけでOK。
セリの結果、最高入札をした業者を選択、必要書類や車体の引き渡しと代金入金を受けることになりますが、最後までユーカーパックが責任をもって、すべてを無料で代行してくれます。
執筆時点の提携業者数実に5000社以上、現在利用者急増中の新サービスですが、大手買取チェーンが提携していないことと、申込から代金入金までに少々時間がかかってしまう点が弱点です。
ズバット買取もおすすめ
サービス名が表している通り、1分足らずのWEB入力だけで「ズバット」愛車の概算買取相場を知ることができるのが、こちらの大きなメリットと言えます。
参加業者数は約210社と業界内でも上位に入り大手とも提携、何より運営会社である(株)ウェブクルーは、保険・引越し・結婚式・介護施設など、生活に関するあらゆるサービスや商品の比較サービスを展開する、言ってみれば比較対象の「専門家」。
申し込み後にかかってくる営業電話に対応可能な時間さえ確保しておけば、出された概算買取相場を価格交渉の材料として利用できるので、こちらは初心者向けというより車の売却経験豊富な、「中・上級者」におすすめの一括査定です。
楽天オートでは楽天ポイントがたまる
楽天でよくネットショッピングしているユーザーにおすすめなのが、同社が運営する楽天オートの一括査定サービスです。
車の一括査定は数多くあれど、インセンティブとしてポイントが付与されるのはこちらだけ、しかも成約時にプレゼントされる1,500楽天ポイントも魅力的ですが、申込するだけでもれなく5楽天ポイントもらえるのもうれしいところ。
提携業者数・最大依頼可能数ともに十分なボリューム感ですが、個人情報始め少々入力項目数がおおめなのが難点で、依頼した業者からは他の一括査定同様、営業電話がかかってくるのが難点。
ですが、依頼先を取捨択一できる機能を完備しているので、自分が対応できる数や信頼のおける業者だけに絞って、依頼をかけることもできます。
カービューはあのyahooの子会社が運営
運営会社の信頼度から言えば、設立にマイクロソフトとソフトバンクが関わり、現在は正解有数の検索エンジンを運営する、Yahoo!の完全子会社(株)カービューが手掛けるこちらも一押しです。
カービューの特徴と言えばやはり国内最大級の車ユーザーSNS、「みんカラ」の存在で、車種ごと愛好家からメンテナンス術や、下取り・買取相場情報や買取店の口コミ・評判などを、つぶさにチェックすることができることでしょう。
大手・中小・廃車買取専門店まで、規模とスタイルの違う業者と200社以上提携し、累計利用者数も堂々の400万人オーバー、「愛車売却初心者ガイド」なんて親切なコラムもあり、ただ見ているだけでも役に立つ一括査定サービスです。
gooの車査定もおすすめです
「買おうぜ車~カーと言えばgoo~♪」というCMのフレーズを知っている方も多いはず、カーセンサーと並ぶ国内最大手中古車情報サイトである「goo-net」にも、グー買取という一括査定サービスが備わっています。
こちらの売りはなんといっても、申し込み完了後いっさい営業電話がかかってこないことですが、それもそのはず入力項目に電話番号が存在せず、必須個人情報がメールアドレスと郵便番号のみでOKだから。
なぜならこちらの場合、入力した郵便番号と車両情報をもとに、から大手を含む近隣の有力買取店が、サイト上で買取アピール合戦を繰り広げ、それを見て気になる買取店があったら、ユーザー自身が電話連絡をするシステムになっているからです。
運営する(株)プロトコーポレーションが約40年蓄積した、中古車取引に関するビッグデータからはじき出す、概算買取相場も知ることができるこちらは、初心者やじっくり腰を据えて売却先を探したいユーザーへおすすめしたい、一括査定サービスです。
電話・メールなしで実際に車査定を受けるのは無理!
安心感のかんたん車査定ガイド、メールのみ可能なカーセンサー、オークション式のユーカーパックのほか、概算買取相場がわかる他のサービスいずれにしても、正確な買取額を知るには、最終的に個人情報を告知する必要があります。
なぜなら実は当たり前の話で、個人情報をもとにアポイントを取って実車を見ない事には、正確な買取査定額を出すことなんて、どんな大手の査定士であっても不可能だからです。
「飛び込みで買取店に行けば、個人情報を伝えなくてもいいのでは?」というツッコミに一応答えておくと、査定時には必ず車検証を確認するので個人情報は筒抜けですし、車検証と違う個人情報を告げると不信感を抱かれ、査定を断られることもあります。
しかし、世の中には電話・メールなしで愛車の概算査定額を調査する方法がいくつかありますので、以下ではその主だったものを紹介します。
車の概算査定なら調べられる?電話・メールなしでできること3選
当サイトが参考になり得ると考えているのは、前述した一括査定の有する概算査定相場検索機能を加えると、3つの方法が存在します。
ここでは、それぞれの精度や正確性について評価し、どういった視点で捉え買取交渉に利用すべきなのか、解説して参ります。
曖昧?メーカーの「下取り相場シミュレーター」を活用してみる!
そもそも買取相場ではなく、ディーラーでの「下取り相場」を知ることができる機能ですが、
辺りの自動車メーカー公式HPにある下取り相場シミュレーターなら、メーカー問わず多くの車種の概算価値を知ることができます。
あくまで、参考の1つとしてしか活用できませんが、「下取り相場×10~15%」ほどが買取相場の「最低ライン」となる傾向にあるため、
※トヨタ公式HPより
例えばこの日産エクストレイルの場合、「104万円×115%=約119万円」辺りを一応の目標と考えることもできます。
ただし、年式やグレードだけで算出される相場であるため、走行距離や外装・内装の状態、さらに追加オプションや装備によって、買取相場は上下問わず変化することがあります。
精度はまちまち?各社一括査定の「買取相場検索機能」を評価してみた!
先ほどランキングを紹介した一括査定サービスのうち、数宇多くの中古車買取情報などを解説してきた当サイトが、「ここはなかなか使える」と評価している、買取相場検索機能を有しているのは、
- ズバット
- カービュー
- グー買取
3サイトです。
まずはズバット、こちらの場合は一括査定を全く申込しない状態、つまり完全匿名であっても、
このように利用時点から前後1年間にわたる、査定相場動向を知ることができます。
また、カービューには車種別の概算査定相場検索機能があるものの、匿名での利用の場合情報が曖昧すぎてあまり参考になりませんが、
このように、同サイトを通して車を売ったユーザーの口コミが併せて紹介されており、査定時期や依頼数、査定額の差額などもチェックできるこちらの方が、参考になるかもしれません。
一方、メールアドレスと郵便番号の入力が必須なので、完全匿名とまではいきませんが、グー買取の概算買取相場が最も精度的に見て「高い」と考えています。
入力項目が多い分、かなり真に迫った概算相場が出てきますし、利用ユーザーを引き寄せるため高く見積もるわけでも、計画的に安めに算出しすぎているわけでもない。
また、中古車は地域によって評価が変わるものですが、「郵便番号」を変えるとしっかり相場も変動する点が、より信頼性を増すポイントであると評価しています。
新しめの車なら正確性もアリ!「価格.com」の買取相場
世の中にあるあらゆる商品・サービスの値段や、相場を調べることが可能な「価格.com」でも、車の買取相場を調査することが可能です。
車検証を見ながら、初度登録年・型式を入力するだけで、上記のようにグレード別の予想買取相場をチェックできるのでとても簡単です。
価格.comでは、
- カーオクサポート・・・(株)FTソリューションが運営する、自動車オークション出品代行サービス。
- 業者間オークション・・・USS・JU・TAAなどといった、車業者しか利用できない専用オークション会場。
- ヤフオク!・・・ご存知、「Yahoo!」が運営する個人間オークションで、中古車市場より高く落札される可能性もある。
といった、3パターンの買取予想額を確認できますが、愛車の概算買取額の参考とすべきなのは、業者間オークションの平均値でカーオクサポートはやや安め、反対にヤフオク!は高めの水準で算出される傾向にあります。
ただ、年式が古い車やマニアックな車種になるとデータが出てきませんし、走行距離やカラーは相場情報として反映されていないため、精度的に劣り網羅性も少々物足りないと考えています。
番外編!中古車販売価格から買取相場を推理する手もあり
少々テクニックが必要なので3選から外しましたが、「匿名」ということにこだわるならカーセンサーやグーネットなどの中古車情報サイトで、愛車と似かよった在庫車をピックアップし、その平均販売価格から概算買取相場を割り出すという方法もあります。
例えばカーセンサーで、2014年式トヨタ・アクア走行約3万km、ホワイト系の中古車出物を検索すると、その車体価格は100~115万円程度でした。
中古車買取店はそのまま販売店であることも多く、当然買取額に経費と利益を乗せて販売するわけですが、「経費+利益」の平均値はぶっちゃけると25~30%なので、前述した条件のアクアなら、70~80万円あたりを買取相場と考えることができるのです。
もちろん、販売店の在庫車の中には、一般ユーザーから直接買取したのではなく、業者間オークションで仕入れた車体も含まれているため、一概にそうなるとは言えないものの、愛車の買取相場を自力で調べる1つの方法として、利用する価値はあります。
売る気満々なら買取店に査定してもらった方が手っ取り早い
前項で散々解説しておきながらなんですが、「どれぐらいで売れるかなぁ…」と興味本位で実施する相場調査ならともかく、本気で愛車を売るつもりなら、買取店に個人情報を明かし、実車査定を受けた方が手間と時間がかからない上、何より正確です。
売るタイミングの見極めや予算調整を目的とした、概算買取額のリサーチは全く問題ありませんが、本当に売る時の価格交渉の材料として利用するには、匿名で知りえた相場はあまりに不正確であり、へたをすると反対に足元を見られる結果になりかねません。
概算買取相場を全く何も知らない、まっさらな状態で買取査定に臨んでも、高い査定がつくこともありますし、納得いかない時は売らなくても一向にかまわないので、案外素直に買取店に査定依頼したほうが、手っ取り早いこともあります。
仮に、紹介した方法で概算買取相場情報を調査するにしても、結果を買取業者に伝えるのはNG、買取業者が相場を大きく下回る買取額を提示した時のみ、「売らないで他社にも依頼しよう!」という判断材料にするべきだと、当サイトでは考えています。
また、「買取店に個人情報を知られても大丈夫なの?」と、心配しているユーザーもいるようですが、よほど悪質な業者に当たらない限り、セールのDMはがきやメールが届くぐらいで大きなデメリットはなく、ガリバーのような大手ならより一層安心です。
高く愛車を売りたい&最高レベルの買取相場を知りたいときは一括査定必須!
とはいえ、1つの買取店だけに査定依頼をすると、「このカラーはなかなか買い手が使いないんですよ」とか、「ナビが純正じゃないのが痛いですね」なんて具合に、なんだかんだと理由をつけできる限り安く買取しようとしてきます。
確かに、カラーリングやパーツの有無で中古車の査定額は変化しますが、それよりも「買取店の得意分野」による査定額の高低の幅の方が、格段に大きいことを忘れてはいけません。
一方の業者がマイナスポイントにすることも、他の業者ではしないどころかプラス材料と判断することもありますから、一括査定を経由した複数業者への査定依頼は必須です。
ちなみに、今回ランキングで紹介した一括査定は、それぞれ持ち味は異なるものの損利用に手数料なんて発生しませんから、自分に合ったサービスを選んで愛車を高く買取してくれる業者を、ぜひ探してみてください。
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